ユニークな土地活用

サボテン街中の小さな土地の活用といえば、賃貸住宅の建設、駐車場などが定期的な収入を望めることから人気ですが、土地があまりに狭かったり、変わった形をしていたりする場合、これらの活用は不可能です。しかし、その土地が都市部の大変便利なエリアにある場合、立地を生かしたユニークな土地活用の方法があります。

例えば、街中の角地に3坪程の三角形の土地が余っている場合、大きな建物を建てることはできないので、自動販売機、宝くじの販売所、看板広告を設置するなどの契約を取り付け、それぞれから賃料を受け取る方法で定期的な収入を得ることに成功している事例があります。また、通りに面する間口が狭いL字状の土地を、バイク専用駐車場にすることで、うまく土地活用している例もあります。さらに、通りに面する横幅が10メートル以上あるにもかかわらず、その奥行が1メートルにも満たない細長い土地を、自動販売機をぎっしりと並べることで収益を得ることに成功した例もあります。いずれの土地も中途半端な狭い土地でありながら、都市部の人通りの多いエリアであったことが土地活用に成功している理由ですが、このような成功を手にするには、専門家による丹念な調査を基に、そのエリアに潜んでいるニーズを探りあてることがとても重要です。

土地活用の落とし穴

男性都市部の人口の集中している地域では、安全性確保のため各自治体をあげて、空き家を減らし、土地活用することを促しています。賃貸住宅を建設すれば、住民もある程度確保でき、土地保有者は安定した家賃収入を得ることができます。しかし国内全体で人口の減少が進む今後は、新たな住宅需要の絶対数は確実に減って行きます。しかも都市部の駅から近い便利な場所には住宅需要が一層高まり、地方や郊外の駅から遠い交通の不便な土地では、激減するといったような両極端な現象が起きるのは避けられないでしょう。

このことを考慮に入れると、未活用の空き地にむやみに住宅を建てて、賃貸市場に出したとしても、場所によっては、入居者が確保できず、家賃収入が得られないことから、建物の建築代を含めるとかえって赤字になってしまう危険性もあります。土地の保有者には、銀行・不動産会社・住宅メーカーから、「眠っている土地を活用して、アパートを建ててみませんか」といった勧誘がひっきりなしにきます。折しも高齢化に加え年金問題が浮上し、老後の生活資金に不安を抱える人が増えている昨今ですから、このチャンスを逃したくないと思うのも無理はありません。しかし、自分の保有する土地が果たして、賃貸住宅地として利益を生み出すかどうかの慎重な検討が必要です。

都市部の空き家問題

部屋人口減少と核家族化の影響で、特に都市部において戸建の空き家が放置されている問題が浮上しています。これらの空き家は住んでいた親世代が亡くなり、子世代に相続されたものの、誰も住むことがなく、しかも家屋の取り壊しも行われていない状態のままです

何が問題なのかというと、それらの多くは老朽化が進んでおり、今後起こり得る地震により倒壊の危険性が高いこと、また、人が住んでいないのをいいことに、敷地内にゴミの不法投棄が行われたり、犯罪者の出入りや、放火のいたずらが起きたりする可能性が高いことです。これらの空き家に対する対策として、各自治体が条例を設けて空き家のある土地の保有者に、建物撤去も視野に入れた勧告を行うなどしています。

しかしなぜ、住む人のいない家を放置しているのでしょうか。それには税金の問題があります。建物を取り壊して、さら地にしてしまうと固定資産税が一気に6倍になってしまうという事実があるのです。あるいは、相続問題で協議が長引いてしまっている場合もあります。空き家を取り壊して、土地を売却する予定がないのであれば、空き家をリフォームしたり、すっかり建て直して賃貸物件にしたりすると、土地の相続評価を下げることができ、相続対策になります。

土地活用とは

家土地活用とは、保有していても利用していない土地や、利用頻度の低い土地を利用して、経済的な利益を得られるような土地の利用方法のことをいいます。具体的には駐車場などにして他人に貸す、住宅・事務所・店舗などを建てて貸す、土地の売却をする方法などがあります。有効な土地活用により、荒地として放っておくよりは、その土地から得られる収入を確保できるだけでなく、建物を建てて、その建物を賃貸にすることで、そのままにしておくよりも、税金の支払い額を抑えることができるという利点があります。近年土地活用が推進される背景として、空き家が増えているという実態があります。

特に都市部においては、子供の数の減少、核家族化が進んでいることから、空き家の数が増加しています。親の持家に子供家族が住まないために、親がいなくなり相続はしたものの、土地・家共にそのままになっているのです。これらの空き家と土地を有効活用する手段がおおいに考えられる上に、防災・防犯の観点からも、空き家の放置は問題が多く、地域・国が保有者に対し、有効な土地活用を行うよう推進しています。

また、高齢化社会が進み、年金に対する不安感もあいまって、将来の収入源を確保したいとする土地活用に意欲的な土地保有者も増えています。アパート経営などによる不労収入は、定年後の収入源として安定した印象が強く、老後の確かな生活設計につながると考えられるからです。ただし、土地活用が成功するかどうかは入念な情報収集が必要ですから、不動産会社に勧められるままに時流に乗るだけの土地活用は大変危険です。