土地活用の落とし穴

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男性都市部の人口の集中している地域では、安全性確保のため各自治体をあげて、空き家を減らし、土地活用することを促しています。賃貸住宅を建設すれば、住民もある程度確保でき、土地保有者は安定した家賃収入を得ることができます。しかし国内全体で人口の減少が進む今後は、新たな住宅需要の絶対数は確実に減って行きます。しかも都市部の駅から近い便利な場所には住宅需要が一層高まり、地方や郊外の駅から遠い交通の不便な土地では、激減するといったような両極端な現象が起きるのは避けられないでしょう。

このことを考慮に入れると、未活用の空き地にむやみに住宅を建てて、賃貸市場に出したとしても、場所によっては、入居者が確保できず、家賃収入が得られないことから、建物の建築代を含めるとかえって赤字になってしまう危険性もあります。土地の保有者には、銀行・不動産会社・住宅メーカーから、「眠っている土地を活用して、アパートを建ててみませんか」といった勧誘がひっきりなしにきます。折しも高齢化に加え年金問題が浮上し、老後の生活資金に不安を抱える人が増えている昨今ですから、このチャンスを逃したくないと思うのも無理はありません。しかし、自分の保有する土地が果たして、賃貸住宅地として利益を生み出すかどうかの慎重な検討が必要です。